此中凡風

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2024年 03月 11日

コブとりじいさん(2024・3・10)

国見山の階段にできた雪氷のコブ。
滑って危ない。
スコップをかついて向かった。

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胎内くぐりの石段はツルツル。
氷を削った。










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展望台の階段。
氷雪が固まり、滑り台のようになっていた。










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この階段も固まりを取った。
登山者が次々やってきて、
「ご苦労様」と声をかけられた。
「コブとりじいさん」もけっこう楽しいものだ。








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作業を終え、山頂の岩陰でランチタイム。
ここは西風を防げる。










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内門岡の集落と国見山。









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今日は極楽寺から登った。









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鐘撞堂の近くで黄色い花が咲いていた。
福寿草だった。













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山頂への山道。










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いつも気になる木。
岩の上に根を下ろしている。










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岩窟の観音様。









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メノマンネングサ。
雪の下で冬を越してきた。
たくましいねえ。















# by ateruihh | 2024-03-11 21:33 | 山・風景 | Comments(0)
2024年 03月 09日

詩歌公園(2024・3・8)

北上市の詩歌公園を歩いた。



詩歌公園(2024・3・8)_a0296449_19132937.jpg















風景は逆光。
西に沈む夕日。
あと2週間ほどで春分の日。
夕方でも明るさがしっかり感じられる。











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夕日がマンサクを照らしている。










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ドラミングの音が聞こえた。
探すと、いたいた。
アカゲラがいた。
こんな町の中にも現れる。









# by ateruihh | 2024-03-09 19:22 | 山・風景 | Comments(0)
2024年 03月 05日

雪の国見山(2024・3・5)

「雪の」と枕ことばをつけなければならないほど、
今年の国見山は雪が少なかった。
ようやく雪らしい雪が降った。




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踏み跡がしっかり見える。
歩くと、
「キュッ、キュッ」
いい音がする。









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西山は雲におおわれていた。










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藩境塚。
きょうはここまで。
往復1時間半ほど。
男性1人に会ったが、それ以外に人影はなかった。

登山口管理棟の常駐者と話したところ、過去、3月に雪がどっさり
降ることはけっこうあったが、数日続くことは珍しい、と言う。
なるほど、そうかもしれない。











# by ateruihh | 2024-03-05 19:24 | 山・風景 | Comments(0)
2024年 03月 03日

鬼が愛した赤い甕(2024・3・1)

北上市立埋蔵文化財センター主催
第31回埋蔵文化財展。
市立鬼の館で開かれている。



鬼が愛した赤い甕(2024・3・1)_a0296449_09161592.jpg





























「鬼が愛した赤い甕」
おもしろいタイトルだ。
「鬼」は古代の朝廷が恐れていた北奥の蝦夷(えみし)
を指している。
その蝦夷が作り残してきたのが赤い甕。











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鬼の館展示会場入り口。









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会場に入るとすぐ、この赤い甕が展示されている。
ひと目見て、きれいだ。
正しくは「赤彩球胴甕(せきさいきゅうどうかめ)」と名付けられ
ている。
口辺部が少し傾いているのがおもしろい。
丸みがある胴部はふっくらしている。











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1200年前に作られた土器が目の前にある。













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この赤い甕は和賀川の下流域、川の北側に集中して出土した。
さらに和賀川の北方向、豊沢川や雫石川流域でも出土している。
北奥に進出してきた朝廷軍と対峙していたのが和賀川。
この川を境に北側に蝦夷の拠点があった。
その象徴が赤い甕だった。
土器を赤く塗ったのはなぜか。
一族の祭祀に使用した特別な土器だったと推測されている。

もうひとつ、この地域は古墳群があった場所でもある。
赤い甕と古墳群、その関係は何だろう。









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江釣子古墳群の石室(模型)。
蝦夷の墳墓が分布した和賀川以北と赤い甕が出土した分布が
一致している。











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江釣子古墳群からは蕨手刀(わらびてとう)や馬具、鉄具、勾玉、
ガラス玉などが出土している。
古墳群の一族は馬を操る戦力があり、北東北一円と交易し財力もあ
った。
この古墳群で生活していた蝦夷の族長が、阿弖流為(あてるい)だ
ったのではないか。

奈良時代から平安時代にかけ、蝦夷が中央政府と戦った歴史は
「38年戦争」といわれている。
宝亀5年(774)から弘仁2年(811)までの戦いの歴史。
宝亀5年、海道蝦夷が朝廷の城柵・桃生城(石巻市)を襲撃し、蝦夷
と朝廷の戦いが始まった。
蝦夷の族長、阿弖流為が延暦8年(789年)、巣伏の戦いで朝廷軍を
敗退させた。
坂上田村麻呂が征夷大将軍に任命されたのは、延暦16年(797年)。
阿弖流為は坂上田村麻呂との激戦の末、延暦21年(802年)降伏、
同年、胆沢城が築かれた。
弘仁2年(811年)、和賀、稗貫、志波三郡が設置され38年戦争が
終結した。










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赤い塗料の原石は赤鉄鉱。
和賀川の上流にある仙人鉱山は赤鉄鉱の産地。
蝦夷はこの赤鉄鉱から塗料を作り、甕に彩色していた。















# by ateruihh | 2024-03-03 10:59 | ときめき | Comments(0)
2024年 02月 29日

国見山の野鳥(2024・2・29)

朝から晴天。
野鳥を見に向かった。


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いたいた。
ヤマガラ。










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シジュウカラも。

しかし、エサ(ヒマワリ)がない。
もう補充の期限が切れたのだろうか。
野鳥は目的のエサがないとわかって、
地面に落ちたヒマワリを探していた。











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福寿草の花は多くなってきた。










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バッケの数も増えてきた。










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山の水がしたたり落ちる、そのそばに
苔がきれいだ。









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紅い落ち葉道と雪化粧。
誘われるように進んでしまう。










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山と市街地。
街の近くにある国見山がありがたい。








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亀の子岩で夫婦らしい二人が、西の山を見ていた。
「あの山に登ったなあって、ここに来て眺めているんですよ」
と男性。
「花を見たらそれでいいから下山しようって」と女性。
「昔の話だよ」と女性。

マンサクが咲いていると教えてくれた。
亀の子岩のそばにあった。
二人は「また会いましょう」と言って下山して行った。






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今日の西山。
少しずつ春に近づいている。
ことしもあの山へ。












# by ateruihh | 2024-02-29 20:44 | 山・風景 | Comments(0)